透き通るような歌声で私たちを魅了し続ける三善英史
流行歌・コラム

透き通るような歌声で私たちを魅了し続ける三善英史

初のCDコレクション(5枚組CD BOX)が登場!

 1972年、「雨」で鮮烈なデビューを飾った三善英史。端正なルックスとソフトな歌声は、デビューから50年が経った現在でも、多くのファンを魅了し続けている。そんな三善英史の、初めての5枚組CDボックス「決定盤!三善英史 スペシャル・コレクション」がさきごろ発売された。オリジナル・ヒットから、世代を超えて愛され続ける数々のカバー・ソングまで、三善英史がビクター在籍時代にレコーディングした全102曲の三善英史・コレクションである。なんと89曲の初CD化曲が収録されている。 

 三善英史は1954(昭和29)年9月2日東京生まれ。高校時代から歌手になることを目指し、歌謡教室に通い歌を習い始める。その後、作曲家・浜 圭介にレッスンを受けたことがきっかけとなり、ビクター専属歌手として1972年5月25日、シングル「雨」でデビューを果たした。「雨」は有線放送から火が付き大ヒット。同年の第5回『新宿音楽祭』で銀賞、第3回『日本歌謡大賞』で放送音楽新人賞、第14回『日本レコード大賞』で新人賞を獲得。翌’73年には「円山・花町・母の町」で『NHK紅白歌合戦』に初出場。役者としてのセンスも抜群で、NHK大河ドラマ『元禄太平記』、毎日放送『横溝正史シリーズ・獄門島』などに出演している。

 1980年代初頭に体調を著しく崩して長期入院、歌手生命の危機に直面するも、必死の努力を重ねて復活。’82年にシングル「雪割草」を発表しファンを喜ばせた。’87年、デビュー15周年記念曲「愛の砂漠/京みれん」を発表(ポリドール)。’93年には「雨/円山・花街・母の町」を再レコーディングし発表(フリーボード)。2001年、デビュー30周年記念曲「もやいぶね」を発表(ガウスエンタテインメント)。’06年から夢グループに在籍。その後も書籍の出版や、大阪・なんばグランド花月で漫才師デビューし『M-1グランプリ』にも出場するなど、歌手としてのみならず幅広いフィールドで多彩な才能を発揮している。

 今回発売された「決定盤!三善英史 スペシャル・コレクション」はCD5枚組というヴォリュームで、CDとしてこれだけの曲が作品化されるのは初めてのことである。ディスク1は「雨」「円山・花町・母の町」などの三善英史オリジナル曲集。シングル作品にのみならず、オリジナル・アルバムでのみ発表されていた佳曲も3曲収録している。いずれも初CD化の逸品。そしてディスク2から5は、カバー曲集という構成。

 三善英史が初めてカバー曲をレコーディングしたのは1973年のことで、昭和歌謡のカバー曲ばかりで構成したアルバム「船頭小唄」を同年11月に発表している。翌年には、「グランド・デラックス」、「ベスト・コレクション’75」(’74年発売)で当時のヒット歌謡曲を取り上げ、作曲家・吉田正とコラボした’75年のアルバム「麻衣子」では、代表的な吉田メロディーにも挑戦し、流行歌ファンを唸らせた。その後も、オリジナル作品を発表しつつ、「今、ふるさとは… 三善英史・ベスト・コレクション」(’76年)、「演歌」(’79年)などのアルバムでカバーにも精力的に取り組み、多くの優れたレコーディングがある。ディスク2~5には全部で80曲収録されているが、そのうちなんと77曲が今回初めてCD化された。マスターテープから丁寧にマスタリングをし直し、名歌手・三善英史の魅力を余すところなく収録している。

 デビュー当初は、同時期にデビューした西城秀樹や野口五郎らと週刊誌のグラビアを飾るなど、アイドル的人気を博していた三善英史。近年、フィギュアスケートの羽生結弦とのそっくり度が話題になっているが、そのあたりも「元祖イケメン演歌歌手」と呼ばれ続ける証左かも知れない。

「決定版!三善英史スペシャル・コレクション」作品紹介ページ

三善英史のLPレコ―ド作品を続々配信化

 なお、三善英史のLPレコ―ド作品は、配信オリジナル・アルバムとして順次復刻、配信開始予定である。今回発売されたCDコレクションに収め切れなかった楽曲たちも、主要ストリーミングサービス・ダウンロードサイトにて配信が始まるので乞うご期待!

<配信アルバム発売予定>

9/20配信開始 アルバム「雨/あなたが帰る時」、「少年記」、「ベスト・コレクション ’74」

9/27配信開始 アルバム「遠い灯り」、「船頭小唄」

10月以降も準備中!