
プレイリスト連動 ご当地歌謡の世界 横浜 特別篇
旅に出たくなるプレイリスト“ご当地歌謡の世界”第5弾。
数多くの恋と数多くの歌が生まれる街=横浜のご当地ソングを厳選!
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Driving Crazy~第3京浜
石黒ケイ
作詞・作曲:石黒ケイ 編曲:武藤祐二
1982年4月発売アルバム「YOKOHAMA RAGTIME」に収録(ビクター)。アルバムでも1曲目を飾るナンバーで、ブラス・サウンドを活かした疾走感のある楽曲はいまや日本のみならず海外でも高い人気を誇る。石黒ケイは神奈川県茅ヶ崎市の出身で1977年デビュー。活動の拠点を横浜に置く。
ブルー・ライト・ヨコハマ
いしだあゆみ
作詞:橋本 淳 作曲:筒美京平
1968年12月発売シングル(コロムビア)。2025年3月11日、惜しまれつつ天に召された“いしだあゆみ”の代表曲にして、人々からもっとも愛される横浜ご当地ソング。 1969年第11回日本レコード大賞作曲賞受賞(筒美京平)。“いしだあゆみ”にとっても、“筒美京平”にとっても初のオリコン週間ランキング1位獲得曲となった。いしだあゆみは同曲で1969年第20回NHK紅白歌合戦に初出場。
伊勢佐木町ブルース
青江三奈
作詞:川内康範 作曲:鈴木庸一 編曲:竹村次郎
1968年1月発売シングル(ビクター)。“アーン”というセクシーな吐息が物議を醸しながらも大ヒット。“ブルースの女王=青江三奈”の称号を確固たるものとした。1968年「第10回日本レコード大賞」歌唱賞受賞。同年、第19回NHK紅白歌合戦出場。同年12月には歌謡映画『夜の歌謡シリーズ 伊勢佐木町ブルース』も公開。伊勢佐木町商店街(イセザキモール)には歌碑が建つ。
港が見える丘
平野愛子
作詞・作曲:東 辰三 編曲:小沢直与志
1947年4月発売SP盤(ビクター)。終戦後の日本で多くの人に親しまれた名曲。カップリングは竹山逸郎の「泪の乾杯」。横浜の「港の見える丘公園」に歌碑があり、横浜の歌として親しまれているが、一方で神戸の歌としても親しまれている。横浜は作者の東辰三が勤めていた日本ビクターの所在地。神戸は彼の出身地。どちらも異国情緒漂うハイカラな港町。
赤い靴
美空ひばり
作詞:野口雨情 作曲:本居長世
1961年6月発売「ひばりちゃんの童謡集」に収録(コロムビア)。1922年(大正11年)に発表された童謡だが、多くの流行歌手がレコード発売している。歌詞にも「横浜の埠頭(はとば)から 汽船(ふね)に乗って」とあり、外国人が多く居留した横浜が舞台の童謡として親しまれ、1979年(昭和54年)には横浜・山下公園に『赤い靴はいてた女の子像』が作られた。
港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ
ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
作詞:阿木燿子 作曲:宇崎竜童
1975年4月発売シングル(東芝EMI / EXPRESS)。「カッコマン・ブギ」のB面に収録。宇崎竜童の妻、阿木燿子はこの曲で作詞家デビュー。阿木の詞と宇崎のトーキング・ブルース的歌唱は当時一台センセーションを巻き起こした。横浜と横須賀のやさぐれた港町感を見事に表現し大ヒット。1975年『第26回NHK紅白歌合戦』に初出場。同年の第17回日本レコード大賞企画賞を受賞。
YOKOHAMA HONKY TONK BLUES
松田優作
作詞:藤 竜也 作曲:エディ藩 編曲:竹田和夫
1980年5月発売アルバム「TOUCH」に収録(ビクター)。作者の藤竜也、エディ藩のほか原田芳雄、松田優作、石橋凌らが大事に歌って来た名曲。1981年公開の映画『ヨコハマBJブルース』(東映セントラルフィルム製作)の劇中でも優作の「YOKOHAMA HONKY TONK BLUES」を聴くことができる。
恋人も濡れる街角
中村雅俊
作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:桑田佳祐・八木正生
1982年9月発売シングル(コロムビア)。中村雅俊17枚目のシングル。映画『蒲田行進曲』主題歌。中村主演のテレビドラマ『おまかせください』『おまかせください、オレの女房どの』挿入歌。桑田佳祐が作詞・作曲を手掛け、横浜の馬車道を舞台に少々エロティックなロマンスが歌われる。
追いかけてヨコハマ
桜田淳子
作詞・作曲:中島みゆき 編曲:船山基紀
1978年2月発売シングル(ビクター)。桜田淳子22枚目のシングル。前作シングル「しあわせ芝居」につづき、中島みゆきによる作詞・作曲。去った男を追って、横浜に流れ着いた女の悲哀が歌われる。
よこはま・たそがれ
五木ひろし
作詞:山口洋子 作曲:平尾昌晃
1971年3月発売シングル(ミノルフォン/徳間)。同年、第13回日本レコード大賞歌唱賞受賞、第22回NHK紅白歌合戦出場。“五木ひろし”名義での再デビュー1枚目のシングル。旧名義(松山まさる、一条英一、三谷謙)も加えると通算11枚目のシングル。ものまね番組でもしばしばカバーされる五木の代表曲といってよいだろう。
本牧メルヘン
山崎ハコ
作詞:阿久 悠 作曲:井上忠夫
1994年9月発売カバーアルバム「十八番(おはこ)」に収録(ビクター)。同アルバムは第36回日本レコード大賞アルバム企画賞を受賞。オリジナルは1972年1月に発売された鹿内孝のシングル。“本牧”は横浜市中区にある地区名。かつてここには在日米軍の住宅街があり、アメリカン・カルチャー、アメリカ音楽の発信地であった。
チャイナタウン
矢沢永吉
作詞:山川啓介 作曲:矢沢永吉
1978年3月発売シングル(CBSソニー)。「時間よ止まれ」のB面に収録。B面曲ではあるが極めて人気の高い曲。横浜を舞台にほろ苦い青春が歌われる。矢沢は広島の出身であるが高校卒業後、横浜を拠点に飲食店で働きながら音楽活動を始め、“キャロル”等のバンド活動を経てスターダムに上り詰めた。
ハマのビート
クレイジーケンバンド
作詞:横山 剣 作曲:横山 剣・Park
2024年5月シングル発売(ユニバーサル)。毎年5月に山下公園ほか複数の会場にて開催される“ハマフェス”の公式テーマソング。馬車道、赤レンガ、象の鼻、中華街、元町、山手、ベイブリッジ、野毛、本牧などの横浜の名所が次々と歌詞に登場する。横浜愛に溢れるノリノリな楽曲。
LOVE AFFAIR~秘密のデート
サザンオールスターズ
作詞・作曲:桑田佳祐
1998年2月シングル発売(タイシタ/ビクター)。TBS系木曜ドラマ『Sweet Season』主題歌。“不倫”がテーマの歌詞には“大黒埠頭”のほか横浜のデートスポットの名前が登場する。“マリンルージュ”はランチやディナーが楽しめるクルーズ船。“シーガーディアン”は山下公園の臨むホテルニューグランドにある老舗バー。“ブルーライトバー”はかつてスターホテル横浜内にあったバーで、ホテル閉業後も移転して営業中。
海を見ていた午後
荒井由実
作詞・作曲:荒井由実
1974年10月発売アルバム「MISSLIM」に収録(EXPRESS/東芝EMI)。横浜市中区にあるレストラン『ドルフィン』での様子が歌われる。以来、半世紀に渡り『ドルフィン』はユーミン・ファンの聖地となっている。
One more time, One more chance
山崎まさよし
作詞・作曲:山崎将義
1997年1月発売シングル(ポリドール)。山崎まさよし4枚目のシングルで山崎まさよし主演映画『月とキャベツ』主題歌。歌詞には“桜木町”“向いのホーム”“急行待ちの踏切”などと歌われ、にじみ出る生活感が共感を誘う。この曲が作られた当時、山崎は横浜に住んでいたとのこと。
フライディ・チャイナタウン (Fly-Day Chinatown)
泰葉
作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉
1981年9月発売シングル(ポリドール)。泰葉のデビュー・シングルである。歌詞に具体的な地名は登場しないが、“チャイナタウン”“ジンガイ(外人)”“港の見える場所”といった言葉が横浜をイメージさせる。
北京ダック
細野晴臣
作詞・作曲:細野晴臣
1975年アルバム「トロピカル・ダンディー」に収録。1976年4月シングル発売(PANAM/クラウン)。軽快でコミカルな曲で、歌詞には“横浜”“中華街(チャイナタウン)”“赤い靴”“異人さん”などと歌われる。
横浜 DAYBREAK
柴田 恭兵
作詞:山川啓介 作曲:川上明彦
1989年10月発売シングル(フォーライフ)。日本テレビ系ドラマ『勝手にしやがれヘイ!ブラザー』エンディング・テーマ。『勝手にしやがれヘイ!ブラザー』は『あぶない刑事』と同じく、セントラル・アーツが制作し、やはり横浜が舞台。横浜市中区山手にある北村法律事務所を中心にストーリーが展開される。
ツッパリHigh School Rock’n Roll (登校編)
横浜銀蝿
作詞・作曲:タミヤヨシユキ
1981年1月発売シングル(キング)。THE CRAZY RIDER 横浜銀蝿 ROLLING SPECIAL2枚目のシングル。グループ名に“横浜”を冠し、リーゼントにグラサン、ライダース、ドカンというスタイルで衝撃的なデビューを飾り、80年代においてツッパリ・カルチャーを牽引。当時のティーンエイジャーに多大な影響を与えた。
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