プレイリスト 昭和テレビうた 番組テーマ編
心に刻まれる、昭和のテレビ番組のテーマ曲を集めました。1950年代~1980年代にかけて、世相を反映し、時代を彩った名曲の数々をお楽しみください。
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月光仮面は誰でしょう
近藤よし子、キング小鳩会
作詞:川内康範 作曲:小川寛興
KRテレビ(のちのTBSテレビ)で1958年2月から放映だれた「月光仮面」のオープニング・テーマ。作詞は同番組の原作・脚本を手掛けた川内康範。作曲は同じKRTで前年1957年に放映された「ぽんぽこ物語」(脚本:川内康範)の音楽を手掛けた小川寛興。ホンダのバイクにまたがるヒーローは、その後のヒーロー活劇にも多大な影響を与えた。
鉄腕アトム
上高田少年合唱団
作詞:谷川俊太郎 作曲:高井達雄
テレビアニメ「鉄腕アトム」は手塚治虫原作の漫画(1952年4月より光文社の月間漫画誌『少年』に連載)をもとに制作され、1963年1月からフジテレビ系列にて放映。作曲は虫プロダクションの第1作「ある街の物語」の音楽を手掛けた高井達雄。「鉄腕アトム」のオープニング・テーマは当初インストであったが、31作目の放送より日本語歌詞がついた。作詞は詩人の谷川俊太郎。手塚治虫が自ら谷川俊太郎に作詞を依頼したとされる。今や世界中でそのクオリティが高く評価される日本産アニメーションは、ここからスタートしたといっても差支えないだろう。
国道18号線
フランク永井、松尾和子
作詞:宮川哲夫 作曲:吉田 正
「国道18号線」は1964年1月から日本テレビ系列で放映されたテレビドラマ。出演は桑野みゆき、園井啓介、川津祐介(川津裕介)、二本柳寛、野際陽子ほか。ヤクザ稼業に生きる男と財閥令嬢の女の禁断の恋が描かれる。テーマソングはフランク永井と松尾和子。松尾和子はこれに先駆け、1960年に「再会」(作詞:佐伯孝夫/作曲:吉田正)をリリース。「再会」は収監された男を思い続ける女心が描かれたヤクザ歌謡の金字塔ともいえる名曲。
だれだって一人じゃない
いしだあゆみ
作詞:やなせたかし 作曲:いずみたく
1964年に日本科学技術振興財団が設立したテレビ局、東京12チャンネル(現在のテレビ東京)の開局記念作品が「ハローCQ」。「ハローCQ」はアマチュア無線がテーマのテレビドラマで、制作は岩波映画製作所、監督は羽仁進、大木国夫ほか、助監督に山本晋也。脚本は、やなせたかし、岩間芳樹、大木国夫、清水邦夫、向田邦子らが手掛け、出演は荒木一郎、蜷川幸雄、住田知仁(のちの風間杜夫)ら。テーマソングは、同年歌手デビューしたばかりの“いしだあゆみ”が歌唱。
ひょっこりひょうたん島
前川陽子、ヤング・フレッシュ
作詞:井上ひさし、山元護久 作曲:宇野誠一郎
『ひょっこりひょうたん島』はNHK総合テレビで1964年4月~1969年4月にかけて放映された人形劇。人形キャラクターも印象的なら、声の出演も個性的な俳優・声優陣(藤村有弘、楠トシエ、熊倉一雄、小林恭治、滝口順平、はせさん治、中山千夏、伊藤牧子、増山江威子、江美京子、堀絢子、藤田淑子、松島トモ子ら)が務め人気を博した。主題歌は前川陽子が歌った。作詞は原作者でもある井上ひさしと山元護久、作曲は『ちろりん村とくるみの木』『ムーミン』や『一休さん』など子供向け番組の音楽を多く手掛けた宇野誠一郎。ここでは番組開始当初の“前川陽子とひばり合唱団”の歌唱ではなく1967年版の“前川陽子、ヤング・フレッシュ”の歌唱を取り上げた。
若者たち – 空にまた陽が昇る時
ザ・ブロードサイド・フォー
作詞:藤田敏雄 作・編曲:佐藤 勝
1966年フジテレビで放映されたドラマ『若者たち』の主題歌。黒澤久雄らによるザ・ブロードサイド・フォーが歌唱。ドラマは、両親を亡くした5人きょうだいが、数々の苦難に立ち向かい、逞しく生きて行く様を描き、ギャラクシー賞を受賞。田中邦衛、橋本功、佐藤オリエ、山本圭、松山省二がきょうだいを演じた。
泣いてたまるか
渥美 清
作詞:良池まもる 作曲:木下忠司
『泣いてたまるか』は、TBS系列で1966年から1968年まで放映された一話完結型のテレビドラマ。当初は渥美清が毎回異なる役柄を演じる形でスタート。のちに青島幸男、中村嘉津雄も主演を務める。監督や脚本は回によって様々であったが、脚本家のひとりであった山田洋次と渥美清の出会いは、のちに国民的シリーズ『男はつらいよ』を生み出すことになる。
銭形平次
舟木一夫
作詞:関沢新一 作曲:安藤実親
1966年に放映が始まった大川橋蔵主演のフジテレビドラマ『銭形平次』の主題歌。1966年レコード発売(「敦盛哀歌」とのカップリング)。舟木一夫は俳優としても『銭形平次』に度々出演している。ドラマの原作は野村胡堂「銭形平次捕物控」。ドラマは1984年までに全888話を放映。日本の時代劇人気を牽引したシリーズのひとつ。
ウルトラマンのうた
みすず児童合唱団、コール・ステルラ
作詞:東 京一 作曲:宮内国郎
『ウルトラマン』(TBS・円谷プロダクション)の主題歌。『ウルトラマン』は『ウルトラQ』(1966年1月2日~7月3日放映)の後を継ぐ形で1966年7月17日放映開始(同じ時間帯、日曜19時~19時半放映)。特撮の円谷プロダクションの名声を確固たるものとした。ウルトラシリーズは60年目を迎えた現在も続いており、その間数々の人気主題歌が誕生しているが、今回は通称、初代ウルトラマンの主題歌を紹介。
ゲゲゲの鬼太郎
熊倉一雄
作詞:水木しげる 作曲:いずみたく
1968年放送開始のフジテレビ系アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』主題歌。歌唱は俳優・声優の熊倉一雄。アニメ主題歌としてのシングル発売は1968年9月だが、もともとは1967年7月発売のLPレコード『少年マガジン マンガ大行進』のために作られた楽曲で、同年10月には「ハリスの旋風」(歌唱:大山のぶ代)とのカップリングでシングル・カットされた。『ゲゲゲの鬼太郎』の原作は、水木しげるの漫画『墓場の鬼太郎』。1954年に紙芝居『墓場の鬼太郎』が作られ、1960年には兎月書房から怪奇短編漫画誌『墓場鬼太郎』が刊行。1965年には『週刊少年マガジン』で「墓場の鬼太郎」が読み切り掲載され、1967年には正式な連載作品となった。
肝っ玉かあさん
佐良直美
作詞:平岩弓枝 作曲:いずみたく
『肝っ玉かあさん』は1968年から1972年にかけ、第1シリーズ~第3シリーズが放映されたTBS系テレビドラマ。プロデューサーは石井ふく子。出演は主演の京塚昌子をはじめ山口崇、長山藍子、沢田雅美、千秋実、山岡久乃、乙羽信子ほか。京塚演じる大正五三子が切り盛りする蕎麦屋“大正庵”が舞台のファミリードラマ。佐良直美が歌う主題歌では“そそっかしくてお人よし、ちっとも美人じゃないけど頼りになる、昭和のおふくろ像”が歌われる。
チョットだけョ!全員集合
ザ・ドリフターズ
作詞:上野怜児、松原雅彦ほか 曲:日本民謡ほか
ザ・ドリフターズが所属した渡辺プロダクションの企画、1969年10月~1985年9月まで土曜日の夜8時にTBS系で放映された『8時だョ!全員集合』は、最高視聴率が50%を超え、「お化け番組」と呼ばれた伝説的バラエティ。そのオープニング・テーマ(原曲は北海盆歌)はじめ、各コーナーでの使用曲、名セリフをメドレーで収録。
サザエさん
宇野ゆう子
作詞:林 春夫 作曲:筒美京平
『サザエさん』は1969年10月に放映開始、現在も日曜日の夕方6時半からフジテレビ系で放映される国民的アニメ。長寿アニメ番組としてギネス世界記録に認定されている。オープンミング・テーマを歌う宇野ゆう子はシャンソン歌手でありながら、「サザエさん」のほか“ケンちゃんシリーズ”のテーマなども歌っている。原作は長谷川町子の4コマ漫画で、1946年に福岡の新聞「夕刊フクニチ」で連載、その後「新夕刊」「夕刊朝日新聞」「朝日新聞朝刊」で連載された。
アタックNo.1の歌
小鳩くるみ
作詞:東京ムービー企画部 作曲:渡辺岳夫
『アタックNo.1』は1969年12月放映開始。フジテレビ系で日曜日の夜7時からの30分枠で放映。主題歌は番組開始当初は小鳩くるみが歌い、のちに大杉久美子が歌った。原作は浦野千賀子による漫画で「週刊マーガレット」で連載。1964年東京オリンピックでの“東洋の魔女”の活躍からバレーボール人気が高まりを見せ、1968年には『アタックNo.1』が「週刊マーガレット」で、『サインはV!』(作:神保史郎、望月あきら)が「週刊少女フレンド」で連載スタート。
ああ人生に涙あり
杉 良太郎
作詞:山上路夫 作曲:木下忠司
『水戸黄門』は1969年にTBS系で放映開始。地上波のレギュラーシリーズは2011年で終了したが、その後BS-TBSでシリーズ放映(2017年、2019年)、2025年末にはスペシャルが放映されるなど、他に類を見ない長寿時代劇シリーズとなっている。その間、水戸黄門を演じたのは東野英治郎、西村晃、佐野浅夫、石坂浩二、里見浩太朗、武田鉄矢。主題歌を歌唱するのは一部の例外は除いて助さん役と格さん役。初代は杉良太郎と横内正。“人生楽ありゃ苦もあるさ”。水戸黄門ファン、時代劇ファンならずとも多くの人が歌いだしを歌えるほど認知度の高い楽曲。
あしたのジョー
尾藤イサオ
作詞:寺山修司 作曲:八木正生
『あしたのジョー』は高森朝雄(梶原一騎)原作・原案、ちばてつや作画で「週刊少年マガジン」に連載された漫画のアニメ化作品。アニメ第一シリーズは虫プロダクション制作で1970年~1971年にかけフジテレビ系列で放映。少年院時代~力石徹戦~カーロス・リベラ戦までが描かれた。第二シリーズ『あしたのジョー2』は東京ムービー新社制作で1980年~1981年にかけて日本テレビ系列で放映。ホセ・メンドーサ戦で完結するまで描かれた。第一シリーズの主題歌が尾藤イサオの歌う「あしたのジョー」。第二シリーズや劇場版アニメでは別の曲が使用されたが、多くの人が「あしたのジョー」の歌として思い浮かべるのは寺山修司と八木正生の作によるこの第一シリーズ・オープニング曲。
チキチキマシン猛レース
ケーシー浅沼
作詞:水野礼子 作曲:橋場 清
『チキチキマシン猛レース』はハンナ・バーベラ・プロダクション制作、1968年~1969年にかけてCBSで放映されたアニメ「Wacky Races」の輸入版。日本では1970年にNETテレビ(現テレビ朝日)で放映されたのが最初。悪役でありながら主役的位置づけのブラック魔王とケンケンのゼロゼロマシン、原始人的ルックスのタメゴローとトンチキが乗るガンセキオープン、ミルクちゃんのプシーキャットなどクセの強いキャラクターとマシンが邪魔し合いながらヘンテコなレースを繰り広げる。1回に2話放映で、全17回34話という決して長くはないシリーズだが、今日までカルト的な人気を維持し、キャラクターグッズも人気。日本版の主題歌はケーシー浅沼の歌に野沢那智のナレーションが加わる。
ありがとうの歌
水前寺清子
作詞:大矢弘子 作曲:叶弦大
『ありがとう』は1970年年代に木曜8時、TBS系で放映されたホームドラマ。脚本は平岩弓枝、プロデューサーは石井ふく子。第1シリーズ(1970年)婦人警官編、第2シリーズ(1972年~1973年)看護婦編、第3シリーズ(1973年~1974年)魚屋編では主役を水前寺清子、その母を山岡久乃が演じた。第4シリーズ(1974年~1975年)カレー屋編ではカレー屋を営む未亡人を京塚昌子、その娘を佐良直美が演じた。「ありがとうの歌」は第1~第3シリーズのオープニング曲。第4シリーズのオープニングは佐良直美が歌う「ありがとう」。
おくさまは18才
岡崎友紀
作詞:岡崎友紀 作曲:長沢ロー
『おくさまは18才』は1970年~1971年にかけてTBS系で放映されたコメディ・タッチのドラマ。原作は「週刊マーガレット」連載、本村三四子作の少女漫画。原作の舞台はアメリカのカレッジだが、テレビドラマでは日本の高校に置き換えられた。高校教師と女子高生が夫婦であることを隠して、同じ高校に通う。主演は岡崎友紀と石立鉄男。岡崎友紀は主題歌も歌った。テレビドラマのヒットから映画も製作され、『おくさまは18才 新婚教室』のタイトルで1971年6月に公開された。
ルパン三世 その2
チャーリー・コーセイ
作詞:東京ムービー企画部 作曲:山下毅雄
読売テレビと東京ムービーが製作、1971年~1972に日本テレビ系列で放映された『ルパン三世』のエンディング・テーマ。この第1シリーズ(ルパンが緑色のジャケットを着用)の音楽は山下毅雄が手がけ、オープニング、エンディングともにチャーリー・コーセイが歌った。今回は峰不二子がバイクで駆ける姿が印象的なエンディングの「ルパン三世 その2」を紹介。1977年~1980年放映の第2シリーズ(ルパンが赤いジャケットを着用)では音楽を大野雄二が担当。いずれも音楽のセンスとクオリティが他のアニメとは一線を画しており、同シリーズの人気の大きな要因のひとつとなっている。
さらば涙と言おう
森田健作
作詞:阿久悠 作曲:鈴木邦彦
1971年~72年にかけて日本テレビ系列で放映された「俺は男だ!」(原作は津雲むつみの漫画)の主題歌で、主演の森田健作が歌った。女子高としての歴史が長く、女子生徒の力が強い青葉高校に、森田演じる小林弘二が転入してくる。弘二が男子生徒を集めて結成した剣道部と女子生徒らによるバトン部。当初は対立していた両者が次第に理解を深めてゆく青春ドラマ。
レッツゴー‼ライダーキック
藤 浩一
作詞:石ノ森章太郎 作曲:菊池俊輔
1971年~1973年にかけてNET(現テレビ朝日)系列で放映された特撮テレビドラマ『仮面ライダー』の主題歌。原作は石森章太郎(石ノ森章太郎)、制作は毎日放送・東映。主題歌の作詞も原作者石森章太郎自身が手がけ、藤浩一(子門真人)が歌った。世界征服をたくらむ悪の秘密結社ショッカーは身体能力・IQともに高い本郷猛(ほんごうたけし、演じるのは藤岡弘)を捕らえ、脚力・ジャンプ力の高いバッタの能力を身につけた改造人間へと仕立て上げる。同じくショッカーに捕らえられ、改造人間の研究に携わっていた緑川博士の助けにより、脳改造寸前でショッカーの手を逃れた本郷猛は、悪の組織の野望を打ち砕くため、組織が送り出す怪人たちと闘って行く。
だれかが風の中で
上條恒彦
作詞:和田夏十 作曲:小室等
1972年フジテレビ系で放映された『木枯し紋次郎』(市川崑監督、中村敦夫主演)の主題歌。西部劇のような時代劇というコンセプトのもと、フォークグループ六文銭の小室等に作曲が依頼された。歌唱は前年1971年に「出発の歌」(たびだちのうた)で六文銭と組み第2回世界歌謡祭のグランプリを受賞した上條恒彦。ドラマの原作は笹沢左保の股旅物時代小説。決め台詞「あっしにはかかわりのないことでござんす」は流行語となった。セルジオ・レオーネ監督、クリント・イーストウッドが演じるマカロニ・ウエスタンよろしく、孤独な無頼漢を中村敦夫が演じ、一世を風靡。世間には、楊枝を加え「あっしにはかかわりのないことでござんす」などとのたまう輩が溢れた。
マジンガーZ
水木一郎
作詞:東文彦(小池一夫) 作曲:渡辺宙明
1972年12月~1974年9月にかけてフジテレビ系列で放映されたロボット・アニメ。原作は永井豪とダイナミックプロ。漫画は『週刊少年ジャンプ』にて1972年10月~1973年8月連載。主題歌歌唱はのちにアニソンの帝王と呼ばれる、アニキこと水木一郎。作詞の東文彦は小池一夫の作詞家としてのペンネーム。ミケーネ人の古代遺跡発掘調査で発見した巨大ロボット群を使い、世界征服を企むドクター・ヘル。調査メンバーのひとりであった兜十蔵博士はヘルから逃れ、悪の野望を阻止するために、超合金Z製で光子力を動力とするロボット「マジンガーZ」を建造するも、敵の襲撃を受け死亡。兜博士の遺志を継いだ孫の兜甲児が「マジンガーZ」を操り、ロケット・パンチ、光子力ビーム、ブレストファイヤー、ルストハリケーンなどの技を駆使して敵の機械獣軍団と闘って行く。
太陽がくれた季節
青い三角定規
作詞:山川啓介 作曲:いずみたく
1972年~1973年にかけて日本テレビ系で放映された学園青春ドラマ『飛び出せ!青春』(制作:東宝、テアトル・プロ、日本テレビ)の主題歌。「来る者は拒まない」という方針のもと、無試験入学制度をとっている太陽学園高等学校。ここに赴任した村野武範演じる教師、河野武は問題児の集まるサッカー部の部長を命じられる。一筋縄ではいかない生徒たちが熱血教師の指導により成長してゆくという学園青春ドラマの雛形を作り上げた作品。主題歌を歌った“青い三角定規”は1972年度『第14回日本レコード大賞』新人賞を受賞。同曲はのちに音楽の教科書にも掲載。
俺たちの旅
中村雅俊
作詞・作曲:小椋佳
『俺たちの旅』はユニオン映画制作、日本テレビ系で1975年~1976年にかけて放映。津村浩介(カースケ)(演・中村雅俊)、熊沢伸六(グズ六)(演・津坂まさあき、のちの秋野太作)、中谷隆夫(オメダ)(演・田中健)の三人を中心にストーリーが展開される。大学生~かけだしの社会人、モラトリアム期の悩み、葛藤と喜びが描かれる青春ドラマ。主なロケ地は吉祥寺周辺をはじめとした中央線沿線。主題歌はカースケ役の中村雅俊が歌った。番組は当初2クールの予定だったが、好評につき4クールに延長、さらには、三人のその後を描いた特番(スペシャル)も放映された。そして2026年『五十年目の俺たちの旅』が公開されている。
俺たちの朝
松崎しげる
作詞:谷川俊太郎 作曲:小室等
『俺たちの朝』は『俺たちの旅』に続く「俺たちシリーズ」の第2作として制作(日本テレビ、東宝)。1976年~1977年にかけて放映。『俺たちの旅』同様、当初2クールの予定が4クールに延長された。『太陽にほえろ!』のテキサス役を降板した勝野洋を主役に起用。物語の舞台は鎌倉。岩崎修治(オッス)(演・勝野洋)、田口勇夫(チュー)(演・小倉一郎)、滝村麻子(カアコ)(演・長谷直美)、秋野太作(ヌケ)(演・秋野太作)、佐久間かおる(ツナギ)(演・森川正太)5人の若者の青春群像が描かれる。秋野太作と森川正太は『俺たちの旅』に続いての出演、秋野太作はこの作品以降、芸名を“津坂まさあき”から“秋野太作”に変更。主題歌は松崎しげるが歌う『俺たちの朝』だが、他にも挿入歌として「海が呼んでる」勝野洋、「ふるさとへお帰り」秋野太作、「光こぼれる時に」森川正太、「どれだけ遠く」松崎しげる、「青春わすれもの」勝野洋がレコード発売された。
デンセンマンの電線音頭
デンセンマン、伊東四朗、小松政夫、スクール・メイツ・ジュニア
作詞:田村隆 作曲:不詳
デンセンマンはNET(現・テレビ朝日)系列で放送されたバラエティ番組『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』に登場したキャラクター。『デンセンマンの電線音頭』は同番組内で歌われた楽曲。1976年12月にレコード発売。ベンジャミン伊東こと伊藤四朗、小松与太八左衛門こと小松政夫らが歌い、デンセンマンの語りも入った。デンセンマンのキャラクターデザインは石森章太郎(石の森章太郎)。当時、多くの子供たちが番組のコーナーを真似て、コタツやテーブルの上に上がり、この曲を歌い踊った。また、同番組からは小松政夫が歌う『しらけ鳥音頭』も生まれ、こちらも子供たちの間で大流行。
切手のないおくりもの
田中星児
作詞・作曲:財津和夫
1977年NHKの音楽番組『歌はともだち』で発表され、ボニージャックス、田中星児、ペギー葉山、南沙織、あべ静江、森山良子ら、多くの出演者が歌唱。作詞・作曲はチューリップの財津和夫。1978年には財津和夫本人歌唱バージョンがNHK『みんなのうた』でも取り上げられた。その後も多くの歌手、アーティストがカバー。NHK紅白歌合戦でも度々歌唱され、また各社CMでの使用も多い。音楽の教科書にも掲載されるなど、世代を越えて多くの人々に愛される名曲。
ガンダーラ
ゴダイゴ
作詞:山上路夫、奈良橋陽子 作曲:タケカワユキヒデ
1978年~1979年に放映された日本テレビ系ドラマ『西遊記』のエンディング・テーマ。同番組のオープニング・テーマは同じくゴダイゴの「Monkey Magic」。『西遊記』は日本テレビ開局25年記念番組として企画・制作。孫悟空を堺正章、三蔵法師を夏目雅子、沙悟浄は岸部シロー、猪八戒は西田敏行というキャスト。コミカルな演出、テンポのよいストーリー展開で新しい西遊記のイメージを作り出した。他の出演者も観音菩薩役の勝呂誉、太宗皇帝の中村敦夫、釈迦如来の高峰三枝子など豪華。1978年は日中平和友好条約が調印された年で中国ロケも行われた。番組は日曜日の夜8時からの放送であったが、同時間帯のNHK大河ドラマ匹敵する視聴率を記録。
林檎殺人事件
郷ひろみ、樹木希林
作詞:阿久悠 作曲;穂口雄右
1978年~1979年にかけて放映されたTBS系列水曜劇場のドラマ『ムー一族』のコント・コーナー挿入歌。『ムー一族』は1977に放映された『ムー』の続編で東京都中央区新富町にある、創業90年の足袋屋「うさぎ屋」が舞台、コメディ仕立てのホームドラマでプロデューサーは久世光彦。レギュラーの伊東四朗、渡辺美佐子、清水健太郎、郷ひろみ、五十嵐めぐみ、南美江、伴淳三郎、左とん平、樹木希林、岸本加世子、由利徹、のぐちともこ、細川俊之、たこ八郎、穂積隆信、谷隼人、荒井注、近田春夫、日吉ミミら、豪華でバラエティに富んだレギュラー出演者に加え、『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』のデンセンマンが出演したり、『クイズダービー』の大橋巨泉、篠沢秀夫、南田洋子、はらたいら、竹下景子がそのまま出演したり、“通行人”としてザ・ドリフターズのメンバー、具志堅用高、ピンクレディー、木原光知子、細川たかし、新沼謙治がゲスト出演したり、さらには来日中だった世界的スター、ベイ・シティ・ローラーズのレスリー・マッコーエンが出演したりと突拍子もない演出や他番組とのコラボも度々。
Bad City
SHOGUN
作詞・作曲:Casey Rankin
1979年~1980年にかけて日本テレビ系列で放映された『探偵物語』の オープニングテーマ。同番組のエンディングテーマはSHOGUNの「Lonely Man」。松田優作演じる私立探偵の工藤俊作が様々な事件を捜査。他の登場人物とのコミカルかつ軽妙な絡みも大きな魅力。主な登場人物は服部刑事(演:成田三樹夫)、松本刑事(演:山西道広)、ナンシー(演:ナンシー・チェニー)、かほり(演:竹田かほり)、相木マサ子(演:倍賞美津子)、ダンディー(演:重松 収)、イイヅカ(演:清水 宏)、イレズミ者(演:野瀬哲男、前田哲朗)ほか。今なおカリスマ的人気の松田優作のもっともアイコニックな姿が、黒いスーツにソフト帽、サングラスをかけて、ベスパに跨る工藤俊作ではなかろうか。
贈る言葉
海援隊
作詞:武田鉄矢 作曲:千葉和臣
1970年~1980年にかけてTBS系金曜夜8時に放映された『3年B組金八先生』の主題歌。主演は武田鉄矢、脚本は小山内美江子ほか。金八先生はその後も続編やスペシャルの制作が続いた人気シリーズ。国語教師、坂本金八が自らも悩み葛藤しながら、難しい年ごろの生徒たちと正面から向き合う姿は、理想の教師像として、多くの人々の共感を得た。第1シリーズの出演者は主演の武田鉄矢のほか、教師役が倍賞美津子、名取裕子、早崎文司、森田順平、上條恒彦、吉行和子、赤木春恵、財津一郎ほか、生徒役が野村義男、田原俊彦、新井つねひろ、近藤真彦、鶴見辰吾、杉田かおる、土屋かおり、藤島ジュリー景子、小林聰美、三原順子ほか。
カリフォルニア・コネクション
水谷 豊
作詞:阿木燿子 作曲:平尾昌晃
1979年、日本テレビ系列で土曜の夜9時に放映された『熱中時代・刑事編』の主題歌でドラマ主演の水谷豊が歌唱。『熱中時代・刑事編』は、水谷豊が小学校教師・北野広大を演じた『熱中時代』(1978~1979)の大ヒットを受けて制作されたシリーズ第2弾。両者のストーリーにつながりや関連性はない。この刑事編で水谷豊が演じるのは新米刑事・早野武。愛車はスバル360。刑事ものではあるが水谷のキャラを活かし、しばしばコミカルでほのぼのとした温かみをのぞかせる。他のレギュラー出演者はミッキー・マッケンジー、藤岡琢也、宍戸錠、小松方正、細川俊之、森本レオ、谷隼人、木内みどりほか。
浜千鳥情話
金沢明子
作詞:茜まさお 作曲:平尾昌晃
1979年~1981年にかけてテレビ朝日系で金曜夜10時に放映された『必殺仕事人』主題歌。 “必殺シリーズ”の第15作にして、中村主水シリーズの第7作、「必殺仕事人」シリーズの第1作。必殺シリーズは江戸の町で殺し屋を稼業に携わるものたちを主人公とし1972年から半世紀以上に渡り続く人気シリーズ。この必殺仕事人の第1シリーズの出演は、必殺シリーズの多くにおいて中村主水役を務めた藤田まことのほか、畷左門役の伊吹吾郎、秀役の三田村邦彦、半吉役の山田隆夫、鹿蔵役の中村鴈治郎、おとわ役の山田五十鈴、六蔵役の木村功、加代役の鮎川いずみ、おしま役の三島ゆり子、中村せん役の菅井きん、中村りつ役の白木万理ほか。
もしもピアノが弾けたなら
西田敏行
作詞:阿久悠 作曲:坂田晃一
1981年日本テレビ系で放映された『池中玄太80キロⅡ』の主題歌・挿入歌。西田敏行演じる池中玄太は通信社の専属カメラマン。鳥の写真、とくにタンチョウの写真を撮ることに魅せられている。3人の娘を持つ未亡人、鶴子と出会い結婚するが、鶴子は倒れ、亡くなってします。周囲は玄太が3人の娘を育てるのは無理だと言うが、当の玄太は鶴子との約束だからと3人の娘を育てることを決意。玄太と3人の娘たち。血はつながらなくともお互いの思いを尊重し、愛し、本物の家族として暮らす様は多くの人の感動を呼んだ。このパートⅡからは「もしもピアノが弾けたなら」のほか、印象的な「鳥の詩」(歌・杉田かおる)も生まれた。
DOWN TOWN
EPO
作詞:伊藤銀次 作曲:山下達郎
フジテレビ系列で1981年に放映が開始された土曜夜8時のお笑いバラエティ番組『オレたちひょうきん族』のエンディングで使用された。同番組では事務所の枠を越えて東・西のお笑いタレントが共演。計算されたお笑いではない、アドリブ上等、なにが起こるかわからないハチャメチャ感が新しいお笑いとして時代を席巻した。出演はビートたけし、明石家さんま、島田紳助、片岡鶴太郎、山田邦子、西川のりお、ぼんちおさむ、ウガンダ・トラ、島田洋七、太平サブロー・シロー、ヒップアップ、コント赤信号、たけし軍団、石井めぐみ、村上ショージ、Mr.オクレほか。またお笑い芸だけでなく、歌手、アーティスト、俳優、女優らも数多くゲスト出演。坂本龍一や丹波哲郎、アル・ヤンコビックなどまさかの人の出演も多く、意外性と驚きを笑いに昇華させた番組でもある。
聖母たちのララバイ
岩崎宏美
作詞:山川啓介 作曲:木森敏之、John Scott
「聖母たちのララバイ」(マドンナたちのララバイ)は1981年に放映が開始された日本テレビ『火曜サスペンス劇場』の初代エンディング・テーマ。番組開始当初は放送用の1コーラス分のみが存在したが、楽曲問い合わせ、レコード発売要望が相次いだため、フルコーラス版が制作され翌1982年にレコード発売された。同番組のテーマ曲はこの後も多くの楽曲が制作され、計26曲に上るが、岩崎宏美はこのうちの6曲を歌唱(益田宏美名義を含む)。
岩崎宏美のほかは杉山清貴、柏原芳恵、竹内まりや、真璃子、中村彩花、白井貴子、沢田知可子、高橋真梨子、石井明美、酒井法子、Paradise Lost、中村雅俊、工藤静香、ANRI、安全地帯、一青窈、森山直太朗がテーマ曲を歌唱した。
Romanticが止まらない
C-C-B
作詞:松本隆 作曲:筒美京平
1985年にTBS系列で放映されたドラマ『毎度おさわがせします』の主題歌。エッチなことへの関心が大きい思春期の中学生とその家族が毎度ドタバタを繰り広げるコミカルなドラマで出演は木村一八、中山美穂、高橋一也、堀江しのぶ、小野寺昭、篠ひろ子、板東英二、夏木マリほか。主題歌を演奏するC-C-Bはこの曲からバンド名を“Coconut Boys”から“C-C-B”に変更した。『毎度おさわがせします』はその後も、Ⅱ、Ⅲと続編が制作された。
ちいさな旅
岩崎宏美
作詞:山川啓介 作曲:大野雄二
NHKの紀行番組『小さな旅』のテーマ曲。ただし岩崎宏美が同曲をレコーディング、CD発売した当時の番組名は『関東甲信越小さな旅』。同番組は1983年『いっと6けん小さな旅』としてスタート。その後、取材・放送エリアの拡大に伴い1984に『関東甲信越小さな旅』、1991年に『小さな旅』へと番組名称を変更。岩崎宏美の歌う「小さな旅」は1983年の番組スタート時からのテーマ曲『光と風の四季』(大野雄二作曲)に山川啓介が詞をつけ、奥慶一がアレンジ。番組テーマ曲は、通常、大野雄二によるインスト版が使用されるが、1986年、岩崎宏美の「小さな旅」発売当時、一時期、岩崎宏美歌唱バージョンが使用された。
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