“スタニスラフ・ブーニン”映画公開記念。プレイリスト2タイトル配信スタート!
プレイリスト

“スタニスラフ・ブーニン”映画公開記念。プレイリスト2タイトル配信スタート!

『ブーニン』映画公開記念 初めてのブーニン
センセーショナルなデビューから40年。19歳の青年に日本中が熱狂し酔いしれたあの情熱的な演奏を再び!

【プレイリストの聴きどころ】
若干19歳の青年が世界を驚愕させたセンセーショナルな登場から40年。旧ソビエトから西ドイツへの亡命。日本への移住。そして怪我と病気によるブランク。苦難を乗り越え再び私たちの前に現れたブーニンの姿を追った映画『ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生』公開(2月20日公開)に向けて、今はもう聴くことのできない若かりしブーニンの演奏をまとめたのが本プレイリスト。
映画では2025年12月にサントリーホールで撮影された映像も見ることができるが、特に「プレリュード第13番、第14番、第15番」については、彼の原点である本プレイリストでの演奏と、芸術家として再生した今の演奏と比較することで、幾多の困難を乗り越えたブーニンの生きざまと成長を感じていただけるのではないだろうか。

【聴くべき1曲】
9曲目「エチュード 第12番”革命“ハ短調 OP.10」
ショパンを代表する最も有名な曲の一つ。超絶早いパッセージ「革命」というタイトルにもあるように、ショパン解釈に一撃を食らわせた演奏。ノイジックでパワフルで挑戦的で・・・・。美しい音色とされる一般的なショパン解釈を根底から覆し、本当はショパンはこのような解釈を求めていたのではないかと思わせる。もはやピアノ界の革命家ブーニンしかできなかった新境地である。この挑戦的スタイルはその後のショパンコンクールの評価軸としてインパクトを与え続けている。

<プレイリスト>

 

ショパン・コンクールのブーニン
1985年国際ショパン・ピアノ・コンペティション優勝時の衝撃の演奏のすべて。

【プレイリストの聴きどころ】
ショパン・コンクールの音源を最初に日本に紹介したCDより選曲。評価は賛否あれども新解釈のショパンには誰しも度肝を抜かれた。

【聴くべき1曲】
12曲目「ワルツ 第4番“華麗なるワルツ”ヘ長調 OP.34」
多少のミスタッチなど気にしない、旧ソ連生まれの生い立ち、逆境を乗り越えてここに至ったプロセス、そして目の前で繰り広げられるど派手なアクション。それらすべてが揃って観客の感動を呼び起こす、まさにエンターテインメントを凝縮したスタイルが、彼の持ち味であり、それを表現できる才能の持ち主であった。
コンクールでは数字で評価されるというプレッシャーもあり、演奏者はもちろん観客も普段のコンサートとは違う緊張感を味わうものだが、ブーニンの演奏はその当たり前な感覚を吹き飛ばすほどのエネルギーが情熱的な演奏となって聴衆を魅了した。この曲の終わりには観客の拍手が少しだけ見切れている。普通はCD化する際に編集で消すことができるが、演奏が終わり切る前にフライングで拍手し始めたために消すことができなかったのである。

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